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​学術成果報告

本学会では、前庭理学療法に関する学術の発展を推進するため、末梢前庭障害、中枢前庭障害、高齢者を対象とした戦略的課題解決委員会(タスクフォース)が活動しています。

各チームでは、多施設共同研究を中心に研究活動を進めており、本ページでは、本学会から発信された学術成果を紹介しています。

論文のタイトルをクリックすると、各ジャーナルのページにアクセスできます。

​本研究の要約

Body lateropulsion(BL)は、脳幹・小脳病変で多くみられる姿勢定位障害であり、身体が不随意に一側へ傾く現象です。本研究では、BLに特化した重症度評価尺度Grading of Lateropulsion(GoL)の妥当性と評価特性を検討しました。GoLはバランス、運動失調、歩行自立度と関連した一方、顕著な床・天井効果を認めました。また、フォローアップでは42.9%が改善し、中等度の反応性を示しました。以上より、GoLはBLの重症度評価に有用である一方、微細な変化を捉えるには限界があり、より感度の高い評価手法の開発が必要と考えられます。

​本研究の要約

脳卒中後の前庭リハビリテーションは、めまいやバランス、歩行の改善を目指す介入です。本研究は、これまでの18研究(601名)で何が評価されてきたかを調べました。82種類の評価法が使われていましたが、その多くはバランスや歩行に関するもので、最も多く用いられていた評価はBBS(7件)、TUG(6件)、歩行速度(5件)、ケイデンス(4件)、DGI・ストライド(3件)でした。一方、前庭機能や患者自身が感じるめまいの評価はわずかでした。今後は、身体機能だけでなく、前庭機能と患者報告アウトカムをあわせて評価することが重要です。

​受賞報告

​2026年9月5-6日に大阪で開催された第24回日本神経理学療法学会学術大会で福井大学医学部附属病院の井上大聖先生が奨励賞を受賞しました。本研究は日本前庭理学療法学会タスクフォース 中枢前庭チームによる多機関共同研究からの成果になります。本研究チームでは,今後も継続的に学術成果を公表できるよう努めてまいります。

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演題名「急性期テント下脳梗塞後のBody lateropulsion重症度と自覚的視性垂直位の関連と回復の多様性ー多機関研究」

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